「リベルサス 痩せない」で検索したり、「リベルサス 停滞期」「期待したダイエット効果を感じられない」と気にされている方も多いのではないでしょうか。リベルサスは、もともと2型糖尿病の治療薬として開発されたお薬ですが、食欲を抑える効果や減量の効果も認められ、諸外国では積極的に減量のために用いられています。
しかし、効果を十分に得るには、お薬の正しい知識とあわせて服用を行う取り組みが大切です。
今回は、リベルサスのダイエット効果を詳しく解説し、痩せない理由や対処法を探ります。また、医療ダイエットで期待できる効果や目標もお伝えします。
リベルサスの特徴とダイエット効果
GLP-1受容体作動薬としての役割
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬と呼ばれる新しいタイプのお薬で、もともとは2型糖尿病の治療薬として開発されたお薬です。直接血糖値を下げるのではなく、体内の血糖値に応じて、インスリンの分泌を促進する作用がメインであるため、低血糖のリスクを下げて、治療を進めることができます[1]。
同時にリベルサスは食欲を抑える効果があり、この作用がダイエット効果があるとして注目を集めています。
以下が、減量につながる具体的な効果です。
- 満腹感の持続: 胃に食べ物を留める/満腹中枢に働くことで、満腹感を長続きさせる。
- 血糖値をコントロール: インスリンの分泌を促すことで血糖値の急激な上昇を防ぎ、食欲の暴走を抑える。
つまり、リベルサスには脂肪を消すといった直接的な効果があるのではなく、血糖値を下げる/食欲のコントロールといった間接的な減量効果がメインです。リベルサスのダイエット効果を最大限に引き出すには、適切な服用方法と生活習慣の改善が大切です。
リベルサスの飲み方
リベルサスは、服用方法に注意が必要なお薬です。光と湿気に弱く、水以外の飲み物・食べ物・他のお薬を同時に飲んではいけません。また、飲むときのお水も120ml(コップ半分)までと厳密な決まりがあります。以下の記事はリベルサスについて詳しく解説したガイドです。ぜひご覧ください。
リベルサスの効果
リベルサスで、何キロくらい痩せるものなんだろう?と感じられる方も多いのではないでしょうか。
ある研究で、52週間リベルサス14mgを内服した場合の体重減少率がおおよそ5%程度と報告されています[2]。
これは、80kgの方が、約1年間リベルサス14mgを内服した場合で、4kg程度の体重減少というようなイメージです。
効果には個人差があるため、必ずしもこの結果になるとは限りません。
効果を最大限に引き出すためには、医師の指導の下で適切な服用と生活習慣の改善が重要です。
リベルサスを服用しても痩せない/停滞期になってしまう理由
リベルサスは、正しく服用を行うことで効果を得やすくなります。停滞期に入ってしまったり、痩せたという効果を実感できないのは、もしかしたら以下の要因があるからかもしれません。
1. 生活習慣が見直されていない
リベルサスの服用だけしていれば脂肪が消え去り痩せる…… というわけではありません。リベルサスは食欲のコントロールがメインの効果で、効果的に減量効果を得るためには、並行して適度な運動やバランスの取れた食事を取り入れることが重要です。
食欲というのは複雑な欲で、要因は血糖値以外にもいくつか存在します。以下がその一例です。
- 栄養バランス
- 睡眠
- ホルモンバランス
- 運動量
- 体調不良
- 心理的なストレス
生活習慣の中で1日3度とる食事の内容、つまり栄養バランスは大きな因子。仮にリベルサスだけで減量できたとしても、やめたあとは食欲が元通りになりリバウンド…… も心配されます。
2. 正しい服用方法が守られていない
リベルサスの効果を最大限に引き出すためには、医師・薬剤師の指導に従い、正しく服用する必要があります。飲み方は主に以下です。
- 空腹時に飲む(朝起き抜けが一番良いタイミングです。)
- 120ml(コップ半分)のお水で飲む
- 噛まない・割らない・溶かさない
- 飲んだあと30分は他の飲み物・食べ物・お薬は飲まない
- お薬のシートを縦に切らない
例えば、お水以外で飲んでいる、飲んですぐ朝食を食べる、たくさんのお水で飲んでいる…… など、心当たりがある内容はありませんか?
リベルサスは、単体で飲まないと吸収率が大幅に下がってしまうという、繊細な取り扱いが必要なお薬です。
服用のタイミングや方法を間違えると、リベルサスの効果が期待できない場合があります。
3. 心理的要因やストレス
ストレスの攻略は減量の攻略にも直結するくらい、重要な因子です[3]。リベルサスを服用しているという事実に安心してしまい、必要以上に食べてしまうことはありませんか?
減量の基本は、代謝を維持しながら「消費カロリー>摂取カロリー」の方程式を作ることが大切です。基礎代謝が下がってしまっていたり、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまっていたりする場合、リベルサスを服用しても十分な効果を感じにくくなってしまいます。
リベルサスの効果を最大限に引き出す方法
1. 食事のバランスを整える
GLP-1は、もともと人間の小腸で分泌されるホルモンです。血糖値を下げる働きがあり、「痩せホルモン」といわれています。
リベルサスは、そのGLP-1を増やすことができますが、同時に食事からGLP-1を増やす動きも効果的な方法です[4]。
タンパク質加水分解物がGLP-1の分泌を促すという研究があり、食事からもアプローチすることで、より効果を得やすくなる可能性があります。
タンパク質加水分解物は、大豆・とうもろこし・小麦・肉などのタンパク質をアミノ酸に分解してできるもの。つまり、タンパク質の摂取量を増やすことが効果的といえます。以下がその一例です。
- 肉
- 魚
- 豆類(豆腐・大豆ミートなど)
- 卵
- 乳製品(牛乳・ヨーグルトなど)
これらの食品は特にタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質自体も食欲のコントロールをサポートし、筋肉を維持するという点で、減量に重要な役割があります。
2. 適度な運動を取り入れる
適度な運動は消費カロリーを増やすので、食欲を抑制することで摂取カロリーを減らすリベルサスとの合わせ技で、減量の効果を高めることができます。
また、運動習慣を持っている人のほうが持っていない人と比べて抑うつ度が低かったり、気分良いと回答する割合が高いといった研究があります[5]。
運動と言ってもスポーツである必要はなく、散歩や階段の上り下りといった日常生活の身体活動でもOK。まずは自分が取り入れやすいと感じるような内容を生活に取り入れていきましょう。
3. 包括的な減量プログラムを利用する
医療ダイエット/メディカルダイエットの名目で、リベルサスを処方する医療機関は増えていますが、お薬を処方して終了というところも少なくありません。
リベルサスは、単独でも体重減少を認められていますが、持続可能な十分な効果を得るためには、複数の角度からのアプローチが効果的。
ジュニパーは、包括的な減量プログラムです。単にリベルサスを処方して終了ではなく、リベルサス服用中は医師・看護師・薬剤師が医療面の不安をサポート、管理栄養士が食事や運動といった生活習慣の改善をサポート。
これらのサポートは、すべてお薬代に含まれており、追加料金は不要です。医師が診察のうえ、必要と判断した方にはリベルサスを含むプログラムを処方しています。
メディカルダイエットの効果を最大限実感するためには、サポートがとても重要。ジュニパーで専門家の指導を受けることで、さらに効果を実感しやすくなります。
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4. 他のGLP-1受容体作動薬との比較
リベルサスに限らず、オゼンピック・マンジャロなど、他のGLP-1受容体作動薬も選択肢です。リベルサスが向いていない場合、医師に相談してみましょう。
ジュニパーなら医師との再診料も無料。不安があれば何度でも受診ができます。
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リベルサスのダイエット効果を感じられないときの対処法
リベルサスを服用しても期待通りの効果を感じない場合は、次のような対処法が有効です。
リベルサスが正しく服用できているか確認する
まずはリベルサスの飲み方が正しいか確認してみましょう。確認する方法はこちらに詳しく解説しています。
もし内服方法に不安があれば、医師に相談しましょう。
ストレスを軽減する方法を試す
ストレスは食欲を高め、代謝を抑制してしまうことから、リベルサスの十分な効果が期待できなくなってしまいます。
ストレスがあるときのやけ食いは「感情的な摂食(エモーショナル・イーティング)」とよばれ、心の動きが引き金になり摂食行動を引き起こします[6]。
この行動は自分を労る、つまりストレスを軽減するようなセルフケアが効果的です。睡眠をしっかり取る・ヨガや瞑想を取り入れるといったケアを日常に追加することで、感情的な食欲を抑えやすくなります。
医師に相談する
服用方法や薬が身体にあっているかを医師と再確認しましょう。リベルサスは繊細なお薬で、取り扱いには注意点があります。これらが守られているかを確認し、ライフスタイルに合わない場合は、対処方法を相談すると良いでしょう。オゼンピックやマンジャロといったリベルサスではないGLP-1のお薬を試すのも方法です。
ジュニパーなら医師・看護師・薬剤師に何度でも無料で相談できます。
まとめ
リベルサスは、2型糖尿病の治療薬としてだけでなく、ダイエット効果を期待される薬としても利用されています。
ただし、リベルサスを服用しても痩せないと感じる場合、その理由は生活習慣、心理的要因、または服用方法の誤りにあるかもしれません。
ダイエットは、薬だけに頼るものではなく、食事や運動、ストレス管理などの生活習慣の見直しが重要です。リベルサスの効果を最大限に引き出すために、医師と相談しながら取り組んでいきましょう。
ジュニパーは、医師が必要と判断した場合、GLP-1受容体作動薬を含むプログラムを処方しています。
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