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【マンジャロ vs オゼンピック】作用・使い方・副作用・効果を徹底比較!

【マンジャロ vs オゼンピック】作用・使い方・副作用・効果を徹底比較!

この記事では、マンジャロとオゼンピックの作用や使い方、体重減少効果や副作用について、わかりやすく比較しています。医療ダイエットを検討している方や、どの治療薬を使おうか悩んでいる方に役立つ内容をまとめています。

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つの参考文献

「マンジャロ」(一般名:チルゼパチド)とオゼンピック(一般名:セマグルチド)は、現在注目を集めている医療ダイエット・メディカルダイエット・GLP-1ダイエットで使われるお薬です。

ある研究によると、マンジャロを使用した成人の81.8%が、1年以内に5%以上の体重を減少させたのに対し、オゼンピックでは66.5%でした。[1]

また、オゼンピックは、2型糖尿病患者における、心筋梗塞や脳卒中などの、重大な心血管イベントのリスク低下腎疾患の進行抑制、および心臓関連死のリスク低下にも効果があると承認されています。[2]

一方、マンジャロはこれらの適応はまだ取得しておらず、現在も研究が進行中です。

※ 日本国内では、オゼンピックとマンジャロは、いずれも2型糖尿病治療薬として承認されています。肥満や肥満症治療を目的に使用する場合は、医師の判断のもと、「適応外使用」(自由診療)として処方されることがあります。

マンジャロとオゼンピックは同じ薬剤クラス?

マンジャロとオゼンピックは、どちらも「インクレチン模倣薬」と呼ばれる薬に分類されますが、作用には違いがあります。

マンジャロは、GIP受容体とGLP-1受容体の両方に作用します。GIPとGLP-1は、どちらも体内で自然に分泌される、インクレチンホルモンです。

オゼンピックは、GLP-1受容体のみに作用し、GIPには作用しません。

マンジャロの作用

  • 製薬会社:イーライリリー
    • 空腹時および食後の血糖値を低下させる
    • 食欲を抑える
    • 体重を減少させる

オゼンピックの作用

  • 製薬会社:ノボノルディスク
    • 血糖値が高いときのみ、膵臓からのインスリン分泌を促す
    • 肝臓での糖の産生を抑える
    • 胃の内容物の排出速度を遅らせ、満腹感を持続させ、食事量を減らす

どちらの薬も2型糖尿病に対して効果的であり、体重減少にもつながることが確認されていますが、作用するホルモン受容体に違いがある点が大きな特徴です。

投与方法:週1回の皮下注射

マンジャロとオゼンピックは、いずれも週に1回、皮下注射(皮膚と筋肉の間にある皮下組織へ薬剤を注入する方法)として使用されます。

どちらの針も細く、短いため、痛みを感じる場合は、チクっとする程度です。

※各薬剤の1回あたりの注射量は、医師の指示に従ってください。

投与スケジュールと用量の違い

どちらの薬剤も、最初は低用量から開始し、体を慣らしながら徐々に増量します。

これは、胃腸に関わる副作用(吐き気・嘔吐・食欲低下・下痢など)を防ぐためです。

その他にもよく見られる副作用としては、便秘・消化不良・腹痛などがあります。

マンジャロの投与量

  • 開始用量:週1回 2.5mgを皮下注射
  • 4週間後:週1回 5mgに増量
  • その後、必要に応じて:最大15mgまで週1回投与可能

オゼンピックの投与量

  • 開始用量:週1回 0.25mgを皮下注射
  • 4週間後:週1回 0.5mgへ増量
  • その後、必要に応じて:1mgまたは2mgまで増量可

どちらがより体重減少に効果的?

2024年7月に実施された、過体重または肥満のある2型糖尿病患者・41,222名を対象とした、電子カルテ(EHR)に基づく研究では、以下の結果が報告されました。[1]

  • マンジャロを使用した人の81.8%が、開始から1年以内に体重を5%以上減少
  • 一方で、オゼンピックを使用した人では66.5%が、開始から1年以内に体重を5%以上減少

また、日本人の2型糖尿病患者・3,875名を対象に、マンジャロとオゼンピックの体重減少効果を比較した研究では、以下の結果が報告されました。[3]

  • オゼンピック 1mgの場合:-4.4kgの体重減少(24週間以上フォロー、プラセボと比較)
    • オゼンピックの投与量:0.25mg → 0.50mg → 1.0mg
  • マンジャロ 15mgの場合:-9.5kgの体重減少(24週間以上フォロー、プラセボと比較)
    • マンジャロの投与量:2.5mg → 5.0mg → 7.5mg → 10.0mg → 12.5mg → 15.0mg  

よくある副作用:胃腸症状

マンジャロとオゼンピックに共通する副作用として、吐き気や下痢などの胃腸症状が多く報告されています。

これらの副作用は、医師の指導のもと、用量をゆっくりと増やしていくことで軽減できることがあります。

ジュニパーなら、医師・看護師・薬剤師の医療チームが、いつでもLINEやメールでサポートします。副作用の対処法についてもご案内していますので、安心して治療を続けていただけます。

マンジャロの副作用(プラセボとの比較)

  • 吐き気:12〜18%(プラセボ:4%)
  • 下痢:12〜17%(プラセボ:9%)
  • 食欲減退:5〜11%(プラセボ:1%)
  • 嘔吐:5〜9%(プラセボ:2%)
  • 便秘:6〜7%(プラセボ:1%)
  • 胸やけ:5〜8%(プラセボ:3%)
  • 腹痛:5〜6%(プラセボ:4%)
    • 胃腸系副作用の発現率全体:37〜44%(プラセボ:20%)

オゼンピックの副作用(プラセボとの比較)

  • 吐き気:16〜20%(プラセボ:6%)
  • 下痢:8.5〜8.8%(プラセボ:1.9%)
  • 嘔吐:5〜9.2%(プラセボ:2.3%)
  • 便秘:3.1〜5%(プラセボ:1.5%)
  • 胸やけ:2.7〜3.5%(プラセボ:1.9%)
  • 腹痛:5.7〜7.3%(プラセボ:4.6%)
    • 胃腸系副作用の発現率全体:33〜36%(プラセボ:15%)

重大な副作用

これらの症状が発症した場合は、すぐにお薬の使用を中止し、医師の診察を受けてください。

結局どちらを選べばいいの?

▶︎ より高い減量効果を求めるならマンジャロ

より短期間でしっかりと体重を落としたい方には、マンジャロがおすすめされることが多いです。

特にBMIが高く、肥満そのものが主な悩みである場合に、効果が高いとされています。

ただし、肥満の程度や健康状態などを総合的に見て、医師がオゼンピックの方が適していると判断する場合もあります。

マンジャロは週1回の使い切りタイプで、冷蔵庫で保管をするため、毎月4本の保管が必要になります。

また、飛行機で移動する際には、マンジャロとオゼンピックは機内に持ち込む必要があります。

ジュニパーでは、医師の署名付きドクターズレター(英文)をご希望の方にご用意しておりますので、飛行機での移動時や、薬の持ち運びに不安がある方は、事前にご相談ください。

▶︎ 実績の多さ・安心感で選ぶならオゼンピック

使用実績が多く、安心して使いたい方にはオゼンピックがおすすめです。

オゼンピックは世界中で多くの人に使用されており、効果や副作用に関する情報が豊富です。

オゼンピックは、あらかじめ2mgの薬剤が充填されたペン型注射器を使用します。ご自身でダイヤルを使って用量を調整します。

使用前までは冷蔵庫で保管をして頂き、使用開始後は冷蔵もしくは室温(1~30℃)で保管し、8週間以内に使用します。

治療薬を検討をする際には、「何%くらい体重を落としたいか」という明確な目標を決めたうえで、ご自身のライフスタイルや体質、続けやすさなどもふまえて、医師と相談しながら最適な治療方法を選んでいきましょう。

▶︎ 注射が苦手な方には「飲み薬」という選択肢も

オゼンピックと同じ有効成分を含む飲み薬「リベルサス」もあります。

リベルサスは毎日の服用が必要ですが、針を使わない手軽さから人気があり、価格も他のGLP-1薬より比較的安価です。

ただし、飲み薬と注射薬では、即効性や体重減少の効果、副作用の出方が異なる場合があります。

そのため、価格だけで判断せず、ご自身の目標や体質に合わせて、医師としっかり相談しながら治療薬を選ぶことが大切です。

GLP-1ダイエットの効果を最大限にするなら

オゼンピックもマンジャロも、継続することで最大限の減量効果が期待できるお薬です。

しかし、サポートのない状態で、お薬だけを処方された場合、副作用を軽減できなかったり、一人では不安になってしまい、途中で治療を断念してしまう方も少なくありません。また、減量に成功しても、お薬の服用をやめた後にリバウンドしてしまうケースも、多く見られます。

2024年7月に実施された、過体重または肥満のある2型糖尿病患者・41,222名を対象とした、電子カルテ(EHR)に基づく研究では、50%以上の参加者が治療を中断しており、中断の背景には、薬剤の供給不足、副作用、費用の問題などが関係している可能性があります。[1]

ジュニパーでは、追加費用なしで、一人ひとりに寄り添ったサポート体制で、治療中はもちろん、治療終了後も健康的な体重管理が続けられるよう、全力でサポートいたします。

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  • リバウンド防止サポート(管理栄養士)

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