
「痩せたい」と思って努力しても、減ったのか変わっていないのかわからない体重。
食事制限や運動を増やしたり…… もうどうしたらいいの?とお困りのあなたへ。
もしかしたら、減量がうまくいかないのはホルモンのせいかもしれません。
このようなときに強い味方になるのが、「メディカルダイエット(医療ダイエット)」です。
メディカルダイエット(医療ダイエット)とは、医学・科学的根拠に基づいて、医師のサポートを受けながら減量を進めていくことができるダイエット方法です。
自己流で行うダイエットよりも、よりご自身の体質や目標に合わせて無理なく取り組めるといわれています。
この記事では、メディカルダイエット(医療ダイエット)の効果や種類、また気になるメリット・デメリットまで詳しく解説していきます。
医療ダイエットとは
医療ダイエットとは、メディカルダイエットとも呼ばれるダイエットの方法です。
医療機関や専門の医師の指導のもとでダイエットを行うことができます。
通常のダイエットとは異なり、痩身というよりは肥満解消の目的で行われます。個々の体質や健康状態を考慮した医学的な根拠のあるアプローチが取られるため、より効果的なダイエットで、かつ安全性も高いと言えます。
医療ダイエットの種類
日本で提供されている医療ダイエットは、以下のような種類が提供されています。
- 内服薬
- 注射薬
- 脂肪溶解注射
- 脂肪吸引やクールスカルプティング®など外科的施術のある処置
- 栄養指導
メスを使わずとも受けられる治療・施術もあり、ハードルは年々下がっていっています。
メディカルダイエット(医療ダイエット)は、医療機関で医師によるサポートのもとおこなうダイエット方法であるため、痩身エステといった医療者のいない施術は含まれていません。
医療ダイエットの効果・効果までの期間
主な効果
何キロ痩せるかというのは、個人差もあり明言が難しいです。メディカルダイエット(医療ダイエット)は様々な種類があるため、効果はその方法によって異なります。
自分にあった方法を選ぶことが大切です。
ここでは一般的な効果をあげてみました。
例えば、GLP-1受容体作動薬というお薬を用いた治療であれば、以下のような効果があるといわれています。
- 食欲の抑制
- 血糖値の上昇を抑える
- 基礎代謝を上げる
- 心疾患リスクの軽減
- 糖尿病の予防
また、脂肪溶解注射・脂肪吸引・クールスカルプティング®といった施術であれば、以下のような効果が期待できます。
- 脂肪細胞を直接減らす
- 減らしたい部分の部分痩せを期待できる
- 即効性が期待できる
効果までの期間
効果を実感するまでには施術の内容や個人の体質など個人差が大きいですが、一般的にメディカルダイエット(医療ダイエット)は開始して2週間~3か月ほどで効果を期待することが可能です。ただし、あくまでも目安です。
お薬を使用する場合は、お薬の種類だけでなく、既往歴や体質など健康状態、また食事や運動といった生活習慣も影響します。
施術の場合、脂肪細胞の数やどこの脂肪なのかといった身体の組成も関わってきます。
またどの医療ダイエットも、同時に食事や運動習慣の見直しをすることで、より短期間で理想の効果を実感できるでしょう。
医療ダイエットのメリットとデメリットは?

メディカルダイエット(医療ダイエット)ではお薬や処置がともなうため、メリットだけではなくデメリットも存在します。
メリット
1:過度な食事制限や運動が必要ない
ダイエットで一番のあるある現象が「過度な食事制限」と「激しい運動」です。
せっかく食事制限とがむしゃらな運動で痩せても、我慢してきた反動で暴飲暴食…そしてリバウンド…… ということも多いでしょう。
一気に減らしてまたリバウンド…… というサイクルは「ヨーヨー現象」(ヨーヨーダイエット)と呼ばれ、健康を損なう危険性について知られています。
しかし医療ダイエットの場合、その心配は不要です。
なぜなら、医師の指導のもと行うダイエットだから。自己流のつらい食事制限や運動をすることなく、指導を受けながら進めることができます。
自分にあった方法を身につけることが、減量の王道であり近道。
メディカルダイエット(医療ダイエット)では、がむしゃらな食事制限と運動の代わりに、医師のアドバイスによる栄養バランスのよい食事や適度な運動を実践していくことが重要になります。
2:リバウンドしにくい
医療ダイエットは、通常のダイエットと比べてリバウンドしにくいです。
そもそもリバウンドとは、身体のホメオスタシス(恒常性維持)という機能によるもの。その名の通り、人間には元の状態に戻ろうとする機能があります。これは飢えから命をつなぐために起こる一般的な自然現象。
その点、メディカルダイエット(医療ダイエット)では、
- 脂肪細胞をなくすべく、脂肪細胞ごと破壊してしまう治療
- 身体を飢餓と感じさせずに痩せホルモンを増やす治療
- 食欲をコントロールする治療
というように脂肪細胞の数や食欲、ホルモンへ直接アプローチができるため、飢えを感じることが少ない場合がほとんどです。
つまり、リバウンドのリスクも少なくなるのですね。
デメリット
1:副作用が出ることもある
治療にはリスクもあり、メディカルダイエット(医療ダイエット)でもそれは同じです。治療での副作用は、方法により異なります。
お薬を使用しての治療であれば、以下のような副作用が一般的です。
- 下痢・便秘
- 吐き気・嘔吐
- 頭痛
このような副作用は一般的にお薬を始めたタイミングや量を増やしたタイミングで起こることが多いです。身体がお薬に慣れてくるにつれ、症状は軽くなっていきます。
ただし、稀に重大な副作用もあります。激しい腹痛や嘔吐、背中の痛みなどの症状がある場合は、膵炎などの可能性もあります。必ず医師とご相談ください。
お薬を個人輸入で購入される方もいますが、おすすめできません。
医薬品は原則として医師の指示により使用されるものであり、仮に輸入するとすると事前に厚生労働省(地方厚生局)に届け出を提出したうえで、厚生労働大臣の確認証の交付を受ける必要があります[1]。
安全管理の点でも、個人輸入で購入した薬品が偽物の可能性もあり、予期しない成分の強さ、成分への過敏症など、危険性を上げるとキリがありません。
お薬は必ず医師から処方されたものを使用するようにしましょう。
2:施術によってダウンタイムがあることも
ダウンタイムが気になる方もいるのではないでしょうか?
ダウンタイムとは、ダイエット治療の施術後、日常生活に戻れるまでの期間のことをいいます。お薬を使った治療より、脂肪吸引やクールスカルプティング® などの外科的な施術によって引き起こされることが多いです。
また、治療により痛みがともなう場合も多く、麻酔の価格は別料金だったりなど想像にはなかった現象が起こることも。
脂肪を取り除く脂肪吸引を考えている場合は、痛みがあることを念頭に置き、ダウンタイムが数日から数週間かかることもあるという点に注意をするほうが無難です。
医療ダイエットの選び方
「結局医療ダイエットの選び方って何?」「どの医療ダイエットを選べばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか?ここでは選び方の視点についてまとめました。
痛みがあってもいいかどうか
施術に痛みはつきものです。
そのため、痛みに弱い方はおのずと外科的な施術は選択肢から外れていく可能性が高いです。
施術の内容をよく確認し、痛みがあるのかないのか、どの程度なら耐えられるのかを考える必要があります。
希望の価格帯はどのくらいか
希望の価格帯を決めておきましょう。例えば外科的な施術の場合、パーツごとに料金がかかることが多いです。
そのパーツが広いほど最低価格は上がってきます。医療機関によって異なりますが、3万〜10万円/パーツと幅があります。
お薬での医療ダイエットの場合、月々の料金になることがほとんどです。
医薬品によりますが、9,000円〜60,000円/月が一般的なイメージとなっています。
厚生労働省に承認されているウゴービを使った保険診療の場合であれば、健康保険により3割負担に軽減されます。
ただし、現時点で治療が可能な施設は大学病院など大規模病院のみ、対象者は医師により肥満症と診断され、高血圧・糖尿病・脂質異常症を伴っており、BMIが27または35以上というように、ごく限られた方のみです。
部分痩せがしたいかどうか
部分痩せがしたい方は、部分痩せも可能な脂肪溶解注射などが選択肢になっていきます。
脂肪溶解注射は痩せたい部分に注射針を刺して、サイズダウンを目指す方法です。
ただ、一般的に部分痩せは難しいといわれます。というのも、痩せたい部分にあるのが必ずしも脂肪だけではなく、肥大した筋肉の場合もあるからです。全体的に痩せることで、結果的に痩せたい部分の部分痩せも可能になります。
また、脂肪溶解注射などの施術を行った場合、必ずしも左右対称に仕上がるとは限りません。
理想の体型はどのような形なのか、どこの部分痩せをどのくらいしたいのか、イメージを具体的に持つことが重要です。
可能であれば手頃な価格帯で、安全に医療ダイエットを試したいもの。
そんなときに選択肢になるのが、オンライン診療で肥満治療を行っているサービスです。
ジュニパーは世界で10万人以上の肥満治療をサポートしてきた実績つき。
お値段は月9000円〜で、GLP-1受容体作動薬というお薬での医療ダイエットです。この値段には食事や運動の生活習慣サポートも含まれます。
ジュニパーでの医療ダイエット

ジュニパーでのメディカルダイエット(医療ダイエット)では、GLP-1受容体作動薬と呼ばれるお薬が使われます。
これは、もともと2型糖尿病の治療で使われ始めたお薬で、肥満治療でも使われます。
ジュニパーはオゼンピック、リベルサスという2種類のお薬を用意しています。(マンジャロは現在準備中。詳細はこちら)
GLP-1受容体作動薬で期待できる効果
食欲の抑制
お薬によって満腹中枢を刺激することで、食欲の抑制効果が期待できます。また、食べたものを胃に留める作用もあり、満腹感が長続き。
食欲が抑制されることで、無理なく食べる量をコントロール。ダイエットの大敵である「食欲」を減らすことができます。
血糖値の上昇を抑える
お薬は血糖値に応じて膵臓を刺激し、インスリンの分泌を促す作用があります。
血糖値の乱高下は食欲のコントロールを難しくする、ダイエットには大きな敵です。
糖質中心の食事を摂ることで、血糖値が急激に上がってしまうことがあります。そこで体内では、血糖値を下げようとインスリンが過剰に分泌されます。
この過剰分泌は、必要以上に糖をためこんでしまい、結果としてダイエットに振り回される原因になります。
痩せホルモンの増加
GLP-1はもともと人の小腸から分泌される、自然なホルモンです。食欲のコントロールを担うため、このホルモンが少ないことで痩せにくくなっている可能性があります。
GLP-1受容体作動薬はこのホルモンを模倣したお薬であるため、ホルモンの補充をすることが可能になります。
処方が可能なお薬の種類
リベルサス: 1日1回の飲み薬
リベルサスは飲み薬なので扱いもわかりやすく、注射に対して抵抗がある患者さんにとっても安心できます。
オゼンピックと同じ有効成分であるセマグルチドを含むお薬ですが、オゼンピックが1週間に1回の頻度なのに対し、リベルサスは1日1回飲む必要があります。
空腹時に最も吸収される(食後など、空腹時以外だと吸収率が劣る)ことから、飲み方や飲むタイミングに少しコツのいるお薬です。医師・看護師・薬剤師の指示に従って内服することが大切です。
オゼンピック: 1週間に1回の自己注射
オゼンピックは注射薬で、セマグルチドを有効成分として含んでいます。週1回の自己注射なので忘れにくく、皮下注なので、針は髪の毛ほどの細さ。痛みもほぼありません。
オゼンピックの注入器は2ml入っており、用量を調整するダイヤルで医師に指示された用量に設定して皮下注を行う必要があります。1週間に1回なので負担が少なく、リベルサスより効果的といわれています。
マンジャロ: 1週間に一回の自己注射
マンジャロはこの中では最も新しい注射薬です。有効成分はチルゼパチドで、オゼンピックと同じく週1回投与します。
一回使い切りタイプの注入器であり、針も薬液もセットされた状態なので用量を設定する必要がなく、患者さんにとって扱いが簡単です。トルリシティという2型糖尿病治療で使われるお薬と同じ使い方で、「アテオス®」とも呼ばれます。
マンジャロ(チルゼパチド)はオゼンピックやリベルサス(セマグルチド)に比べ、HbA1cや体重減少の効果がより高いという結果が出ています[2]。
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